only の位置と意味

*onlyの位置に関しては「only や also が離れた節・句にもかかる」も参照。

 

またまたオーストラリアのスーパーマーケットからの、新型コロナ対策についてのメール。

 

冒頭に、

We can only do this together.

とあって、以下、挨拶があって、その下に、具体的なウイルス対策がいくつか挙げてある。

 

さて、We can only do this together. の意味が分からない。使っているのは簡単な単語だけなのに。

特に only はどう解釈するのか。

 

Google翻訳にかけてみると、「これは一緒にしかできません。」と出た。

なるほど! 自動翻訳優秀!(たぶん合ってる)

 

いろいろ他の例も調べた。

 

確かに、

We can only do this now. なら「これは今しかできません。」と、特に疑問を感じず、すぐに翻訳してしまうかも。

いや、「今はこれだけしかできません。」とも考えられるか。

 

now を together に代えただけと考えれば、「これは一緒にしかできません。」だ。なるほど。

「一緒だとこれしかできません。」とも訳せるのかもしれないが、今回の場合は文脈・状況から考えておかしい。

 

「副詞 only の位置」についていろいろ調べたが、どうも難しい。

ある辞書によると、堅い書き言葉の場合 only は修飾する語の直前に置くのが一般的だが、口語では be 動詞・助動詞の後または一般動詞の前に来るとある。そして修飾する語を強く発音する。

 

本来ならば(堅い文章として書くなら)、

We can do this only now.

We can do this only together.

ということであろう。