as ~ as の片方の省略

比較表現の、原級比較の時に使う「as ~ as」。後ろの as 以下が省略されることもある。

 

簡単な例では、

Tom is tall.

George is as tall.

これは George is as tall as Tom. の後半省略形。

「ジョージも同じくらい高い。」と素直に日本語にすればOK。

 

 

以下、ちょっと難しいやつ。行方昭夫『英語のセンスを磨く』(岩波現代文庫)のAMAZONレビューに、この本をほめながらいろいろと足りない点を指摘している人がいて、そのレビューの内容から。

 

「but were as strictly forbidden to wait upon him」

 

as…as...の構文で文脈から明らかな場合には、後ろのas以下が省略されることがあり、この例文では but were as strictly forbidden to wait upon him の後には 本来 as who had strict injunction to see that he suffered no serious harm があるはずだが、文脈から明らかなので省略されている。

see that he suffered no serious harm「重大な危害を受けぬよう見張る」のと同じくらい厳しく、「かしずくな」と命じられた、ということ。

 

本を持ってない人には、分かりにくくてすみません。